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0葬紹介の機会いただきました。

お世話にになっている団体のメルマガに執筆させていただきました。

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リボーンプロジェクト メルマガ Vol.98 2020/2/11

さて、今号は近藤会員による「ゼロ葬」について。まだ耳新しい言葉ですが、
今後増えていきそうな見送りの形です。


「0(ゼロ)葬」をご存じですか?

      葬祭事業者 近藤純一

■遺骨を引き取らない「0(ゼロ)葬」
 リボーンのメルマガ読者で「0葬」という言葉を聞いたことがあるという方は
少ないかと思います。「0葬」は、宗教学者の島田裕巳氏の著書『0(ゼロ)葬——
あっさり死ぬ』(集英社、2014年刊)で生まれた言葉です。
 葬儀の選択肢が増え、「家族葬」「直葬」はよく知られるようになってきまし
たが、「0葬」はまだ一般的ではありません。「0葬」とは一言でいうと、儀式な
し、遺骨も引き取らない究極のシンプル葬のことです。遺骨がないので、墓の
心配もいりません。

■「0葬」との出会い
 島田氏は前述の著書を執筆していた当時、NPO団体(自然葬=散骨を啓蒙して
いる団体)の会長を務めていて、私はその団体に2010年から出入りしていまし
た。その縁もあって、私自身「0葬」の取材に協力、同行もしました。「0葬」
の根幹にあたる【火葬場で遺骨を引き取らない】という希望は叶うのか? 火葬場はそんな希望を容認するのか? の調査をするのが目的でした。
 私は事業者として葬儀に長く携わっていますが、「遺族が故人の遺骨を引き取らない」と聞いたとき、正直そんな話は聞いたことがない、そんなことが可能なのか…と半信半疑でした。
 私たちは、1都3県の火葬場(千葉県の一部、東京都の島しょ部除く)83か所を対象に電話による取材を敢行しました。東京都の結果は以下のとおりです。
 ●都内18か所中 
全骨を引き取らないOK=3か所。
一部の遺骨のみ引き取りOK=6か所。
NG=9か所
 神奈川県、埼玉県、千葉県もほぼ同様でした。全体数では、83か所中「全骨を引き取らない」ことを認めている火葬場は13か所(16%)だけでした。

■実現できるが現実的でない?
 「0葬」取材では、ある火葬場へ訪問調査も実施、同行もしました。「今後、
遺体処理技術の進歩で、最後には灰どころか何も残らない形が取れるようにな
るという究極の0葬は可能なのか?」という問いに、火葬場の場長さんの回答
は、「当斎場の火葬炉であれば、技術的には遺骨の形(固体)を残すことなく全
て気体にすることは可能だと思う。しかし、遺骨を拾ってもらうことを斎場の
役目としているため、そのような申し出があっても対応はできない」というも
のでした。
 「究極の0葬」は現実的ではない。ただし、「0葬」の実現は可能である——。
これが、「0葬」の現状でしょう。

■現状の「0葬」プラン
 現状で「0葬」を希望する場合、火葬場へ申し出てOKなら「遺骨」を引き取
らないことは可能です。火葬場に断られた場合は、全部または一部引き取りを
した「遺骨」を葬儀社が、火葬場に成り代わって葬る「0葬プラン」の登場によ
り可能になっています。
 「お墓」については人それぞれに、死生観や慣習、考え方やしがらみなどあ
るかと思います。ただ、「0葬」は「葬り方」の一つであり、自然葬、樹木葬、
永代供養墓などと並んで、今後増えていくことは間違いないのではないかと思
っています。
(近藤純一:プロボノ会員 「葬儀24ドットコム」代表)


一般社団法人リボーンプロジェクト
rp@rebornpro.net
http://rebornpro.net

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